CAの仕事にやりがいを感じなくなった瞬間|私が違和感を覚えた理由

「やりがいのある仕事をしていていいな」

CAをしていると、そういわれることは多いですし、

実際に私自身も、働き始めた頃は

この仕事に誇りを持っていました。

それでも、

ある時から少しずつ

「前ほど心が動かない」

そんな感覚を覚えるようになりました。

大きな不満があったわけではありません。

ただ、仕事を続ける中で、

自分の価値観や大切にしたいものが

少しずつ変わっていったのだと思います。

この記事では、

CAとして働く中で

私がやりがいを感じにくくなった瞬間と、

そこから見えてきた気持ちの変化について、

正直に書いてみようと思います。

「やりがいがない」と感じ始めた違和感

接客の仕事自体は好きで、

CAとして働くことにも、最初はやりがいを感じていました。

ただ、年数を重ねるにつれて、

「この仕事は、社会にどんな価値を提供しているのだろう」

と考えるようになりました。

CAの仕事は、

すでに生活にある程度の余裕がある方々に対する

サービスが中心になります。

お客様に快適な時間を提供することは大切ですが、

その接客を通して

「誰かの役に立っている実感」を強く持ち続けることが、

次第に難しくなっていきました。

自分は、

もっと直接的に誰かを支えられることや、

困っている人に寄り添えることに

やりがいを感じるのではないか。

そんな思いが、少しずつ芽生えてきました。

自分でなくても成り立つ仕事だと感じたとき

CAの仕事は、

安全やサービスの質を保つため、

多くの業務が細かくマニュアル化されています。

訓練では、

サービスの動きや言葉遣いに至るまで、

マニュアル通りに行うことが求められます。

この方針自体は、

一定のクオリティを保つために

必要不可欠だと思っています。

ただ私自身は、

「誰がやっても同じ結果になる」

という感覚に、

次第に違和感を感じるようになりました。

日々の業務を丁寧にこなしていても、

「自分だからこそできた」

「私が関わった意味があった」

と感じられる場面は多くありません。

個性や裁量を発揮できる場面が限られる中で、

この仕事は

自分でなくても成り立つのではないか。

そう感じたとき、

やりがいを見失い始めていました。

評価や成長が煮えにくいと感じた瞬間

働く中で、

自分の成長がどのように評価されているのかを

実感しにくいと感じるようになりました。

私が勤めていた会社では、

年功序列の考え方が強く、

評価も勤続年数に大きく左右される印象がありました。

また、CAの仕事は、

毎回異なるクルーと乗務するため、

一人の上司が継続的に

働きぶりを見てくれる環境ではありません。

そのため、どうしても限られた場面での印象や、

担当者との相性に左右されやすく、

自分の努力や成長が

どこまで反映されているのかを

感じにくい仕組みだと思うようになりました。

仕事を続ける中で、

「何を頑張れば評価につながるのか」

「どんな成長が求められているのか」が見えにくくなり、

次第にやりがいを感じにくくなっていきました。

心が動いたのは、例外的な瞬間だけだった

それでも、CAとして働く中で、

心が大きく動いた瞬間は、何度もありました。

精神的に不安を抱えている方や、

体調を崩して本当に困っている方の力になれたとき。

お体の不自由な方へのサポートを通して、

少しでも安心して、

快適な旅を過ごしていただけたと感じたとき。

イレギュラーが発生した際に、

保安要員として冷静に判断し、

お客様の安全を守るために行動できたとき。

そして、

決められた対応を超えて

一歩踏み込んだサポートをした結果、

お客様から心からの感謝の言葉や

メッセージをいただいたとき。

こうした瞬間に、

「この仕事をしていてよかった」

と強く感じました。

同時に、

自分が本当にやりがいを感じるのは、

誰かの役に立っていると

実感できた時なのだと、

はっきり気づいたのも、

この頃だったと思います。

やりがいがなくなったのは、私が変わったから

CAの仕事に、

やりがいを感じにくくなったのは事実です。

ただ、それは仕事内容や会社に対する

不満が原因だったわけではありません。

これまでの仕事を通して、

自分が何に価値を感じ、

どんな時に心が動くのか。

自分自身の価値観に、

はっきりと気づくことができたからだと思います。

「本当にやりがいを感じられる仕事をしたい」

そう思う気持ちが強くなり、

これまで感じていた小さな違和感を、

見過ごせなくなっていきました。

自分の気持ちと向き合い、

立ち止まって考えた結果が、

仕事を辞めるという選択につながりました。

振り返ってみると、

この心の変化こそが、

私にとっての「成長」だったのだと思います。

まとめ

CAの仕事を通して、

多くの経験をさせてもらいました。

人と関わることの難しさや、

誰かの役に立てたときの喜びも、

間違いなく本物だったと思います。

一方で、

やりがいを感じにくくなったことも、

私にとって大きな気づきでした。

それは、仕事が悪かったからではなく、

自分自身の価値観が

少しずつ変わっていったから。

違和感に気づき、

立ち止まって考えたことは、

これからの働き方を考えるための

必要なプロセスだったと感じています。

もし今、

同じように

「なんとなくやりがいを感じられない」

と感じている方がいたら、

その感覚を否定せず、

一度立ち止まってみてもいいのかもしれません。

それはきっと、

次の一歩につながるサインだと思います。


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