CAを辞めても、失わなかったもの

CAとして働いていた頃、

その専門性の高い仕事内容から、

「この仕事を辞めたら、何も残らないのではないか」

と感じていました。

機内という特殊な環境での経験は、

ほかの仕事には活かしにくいのではないか。

そんな不安がありましたし、

同僚からも同じような声を聞くことが多かったと思います。

それでも私は仕事を続け、

日々の業務に全力を注いできました。

その結果、辞めた今になって初めて分かったことがあります。

CAとして働く中で身についた力は、

目に見えるスキルだけではありません。

むしろ、目に見えない部分のほうが、

自分の人生やキャリアの中で

大きな意味を持っている、ということです。

今回は、CAを辞めた後に見えてきた、

私にとっての「失わなかったもの」について書いてみようと思います。

CAという仕事に、強い価値を感じていたわけではなかった

CAとして働いていた頃、

私は「華やかさ」や「ブランド」に

心から価値を感じていたわけではありません。

むしろ、

制服や見た目、肩書きで評価される風潮には、

少し距離を置いていました。

それでももちろん、毎日の業務には責任を持ち、

全力で取り組んできました。

仕事を続ける中で感じていたのは、

「自分の価値は、目に見える肩書きやブランドではなく、

自分がどれだけ丁寧に、正しく行動できるかにある」

ということです。

辞めた今振り返ると、その違和感を抱えながらも

誠実に働いてきた経験こそが、

私にとっての本当の財産だったのだと思います。

それでも、辞めて初めて分かったこと

辞めてから時間がたつにつれて、

ようやく気付いたことがあります。

CAとして働いた日々は、

思っていた以上に自分に残っていたということです。

華やかさやブランドではなく、

判断力や観察力、冷静さ、チームで働く力。

そういった、目に見えない力が

自然と身についていました。

現場では当たり前にやっていたことも、

外の世界に出て振り返ってみると、

それは機内でしか培われない貴重な経験であり、

誰にも奪われない価値だったのだと実感します。

辞めた直後は、

「何も残らないかも」と思っていましたが、

経験は確かに私の中で力になっていました。

目に見えないものほど、消えない

CAとしての経験は、

華やかさや肩書のように

目に見えるものではありません。

だけど、働いていた日々の中で培った

判断力や観察力、臨機応変に対応する力、

そして周囲と信頼関係を作る力は

確実に自分の中に残っています。

現場では「当たり前」のことでも、

振り返るとそれらは簡単には身につかない力でした。

何百人というお客様やクルーと接する中で

磨かれた視点や感覚は、

数字や資格では表せないけれど、

人生やキャリアのあらゆる場面で生きる財産です。

つまり、目に見えない力こそ、

辞めても消えない力。

経験は形を変えて、

自分の判断や選択の基盤となっていることに

改めて気づきました。

まとめ

CAを辞めた時、

最初は何も残らないように感じるかもしれません。

でも実際には、

仕事を通して培った力や経験は、

目に見えなくても自分の中に残っています。

だから今は、

「CAを辞めたからゼロからやり直し」

という感覚はありません。

仕事を辞めることは、

これまでの努力を手放すことではない。

むしろ、

その経験をどう活かすかを

自分で選び直すことなのだと思います。

もし今、同じように仕事を辞めるか迷っている人がいたら、

焦らず、自分の中に残っている力や経験を信じてほしいと思います。

それが、これからの新しい働き方や生き方に繋がるはずです。


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